塩キャラメルに恋して
加藤さんの誕生日をお祝いする記事を読み漁っていたところ、ある方のブログを読んで、「!!!!!!!!!!」となったため、私もそれに関することを文字に起こしてみようと思います。
“それに関すること”とは、加藤さんの「歌声」について。
元々、NEWSを意識して見るようになる前から、私は加藤さんと同じくNEWSのメンバーである増田さんの歌声がジャニーズの中でも特に好きでした。
(音楽的なことはさっぱり分からないのであれですが)のびのびとしていて、スッと身体に入ってくるような、いつ聴いても気持ちのいい、そんな増田さんの歌声はNEWSの楽曲には欠かせないと思うし、今でももちろん大好きです。
しかし、加藤さんを好きになってからというもの、いつも一番に探して聴き入るのは加藤さんのソロパート。
メンバーからは「しゃがれ声」と散々いじられていますが、(まあ、それも愛情表現だってことぐらい分かっているんですけどね)そんな加藤さんの歌声がNEWSの楽曲にスパイスを加えているような気がしてたまらないのです。
加藤さんの歌声を「乾」と「湿」で表すとすると、圧倒的に「湿」だと思うのですが、(湿気75%ぐらいのかなり湿気高い感じ)個人的に「湿」の方って曲を選ぶような気がしていたんです。他のグループで言えば、ジャニーズWESTの藤井流星さん,Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さん,八乙女光さん,TOKIOの山口達也さん(主にハモりのみでの印象ですが),山下智久さんなどが「湿」っぽいな~と。
ところが、加藤さんの歌声を聴き込んでいくと、
「…あれ、私、加藤さんの歌声わりと好きかもしれない」
と気付いたのです。
加藤さんの歌声の大きな特徴として、「鼻濁音」がはっきり発音されていることがあげられるのではないかと思います。
鼻濁音(びだくおん)とは、日本語で濁音の子音(有声破裂音)を発音するとき鼻に音を抜くものを言う。音声上はま行子音 /m/ やな行子音 /n/ と同じ鼻音であり、ガ行子音/ɡ/における鼻濁音(ガ行鼻濁音)ならば、軟口蓋鼻音[ŋ]である。
特に、上にある「ガ行鼻濁音」がはっきり発音されている気がします。極端に言えば、「が」と発音する前に「ん」を入れて「んが」と発音するような感じでしょうか。
歌詞で言うと、
火遊びしたいとか そんなガキじゃないけど〔渚のお姉サマー〕
まだ触れている その横顔(よこがお)と〔Greedier〕
描(えが)いてた場所 共に願った未来へ〔ANTHEM〕
繋いだ指の温もりが 君を探してる 叶わぬ恋が今も胸しめつける〔シリウス〕
などの部分に表れているのではないのかな、と思います。
鼻濁音がはっきり発音されることで、少しねっとりとした印象になっているのですが、(この傾向は小山さんにも見られる気がします)元々、低音パートを多く担当している加藤さんなので、逆にこの湿っぽさがいい感じの甘さとなるのではないかと個人的には思っています。先ほど、名前をあげたHey! Say! JUMPの八乙女さんも鼻濁音をはっきり発音しているイメージがあるので、同じように思わず耳に残る歌声だな~と感じています。
調べてみたところ、一般に、ガ行鼻濁音は東日本の方言を中心に見られるものであり、現在はガ行鼻濁音自体使われることが少なくなっているようです。鼻濁音は、日本語で優しく響く発音とされている、いわば、日本語特有の発音のようなものなのですが、正しい日本語を使わなくてはならないアナウンサーの方でさえ、鼻濁音を発音するのが難しくなってきているようです。
このような現状を知って、小説家でもあり、普段から人一倍言葉には関心を持っているであろう加藤さんだからこそ、美しい発音ができるのかな、と解釈し、少し嬉しくなりました。また、アナウンサーの方が正しい日本語を使わなくてはならないという点に焦点を当てると、小山さんにも同じような傾向が見られるというのはものすごく納得です。(同じグループ内に小説家とキャスターがいるってやっぱりNEWSかっこいい……)
長々と書いてしまい、まるで大学の論文の一部のようになってしまいましたが、(大学の卒論は最後まで書き上げずに卒業したのに…)私なりに加藤さんの「歌声」の魅力について考えるきっかけとなり、満足しています。
ただ、専門的な知識が全くないため、ネットで調べた情報や個人的な主観を元に考察したものですので、くれぐれも一個人の戯言だと思っていただければ幸いです。
ここまで書き上げるのに約2時間かかった私って…(笑)でも、今まで疑問に思ってたことの答えが形になるって嬉しいね!!!!!!!!!!!!